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「愛犬のための症状・目的別栄養事典」

久しぶりに、手作り食についての本の紹介です。
今回は超有名な須崎さんの著書です。

「愛犬のための症状・目的別栄養事典」 須崎恭彦
            講談社 2008年1月


以前紹介した本村伸子さんと同じく、
著者は獣医師免許を持っています。
肩書きには須崎動物病院の院長となっていますが、
いわゆる普通の開業医とは違いますよね。
なので、わたし自身は須崎さんのことを
獣医師ではなく「獣医師免許を有する人」と認識しています。
同じく、以前紹介した長瀬雅之さんの場合は
一般的な動物病院で診療に携わっているようなので、
獣医師と呼んでいいのかな?と思うんですけどね。


さて、本書は「事典」と銘打ってあるだけあって、
とても実用的な構成になっています。
手元に1冊あれば便利な感じ。

第一章では、手作り食の有用性を
幼犬から母犬、成犬、老犬とライフステージ別に解説しています。

第二章では、症状や病気別に
積極的に摂取したい栄養について説明されています。
本書のメインの部分ですね。これはとっても便利かも

第三章は、よく利用する食材についての説明。

第四章は、各栄養素の効果が述べられています。


1手作り食本その3


須崎さんの手作り食は、具だくさんのおじやが基本。
余談ですが、わたしは「おじや」って言葉を使わないんです。
「雑炊」とか「お粥」の方が馴染みがあるんですよね。
わたしがよつばに作っているのも、
基本的におじや?雑炊?です


手作り食の全量の目安は、
犬の頭のハチ(耳の付け根から上の大きさ)くらい。

へ~、そんな目安があるんですね


用いる食材の割合は、
1群(穀類):2群(肉・魚):3群(野菜)=1:1:1

この比って、見た目の量なのかなぁ?
それともグラム数?
いろんな本やサイトを見ると、
よく単位が明記してない比率が書いてあるので困ります

で、巻頭カラーで基本のおじやのレシピと
完成写真が紹介されているんですけど・・・
かなりブロッコリーが多い!!
このおじや、本当に1:1:1になってるのかな???


わんこには塩分を与えてはいけない?
これは全くの間違いだと本書では明記してあります。
最近、塩分を控えすぎて活力のない犬をよく見かけるそうです。
普通に与えて全く何の問題がなく、減塩は不要ということです。

「普通に与えて」って、どのくらいが普通なのかしら?
本書には具体的な数字は記載されていません。
こんなときに参考になるのが、
dog actuallyの「塩分と犬」という記事です。

犬の場合、1日に必要なナトリウム量は体重1キロあたり50mg。
体重10キロの犬だと500mg。食塩の量として1.3g相当です。
よつばは7キロくらいとして、350mgということですね。

ちなみに、栄養素等表示基準値による
日本人一般の1日必要ナトリウム量は3.5g。
食塩の量で言えば9g弱相当になります。

う~ん、このままじゃ比較しにくいなぁ。
日本人一般の平均体重が60キロだとすると、
1日に必要なナトリウム量は体重1キロあたり58.3mg。
こうしてみると、意外と人と犬では
必要ナトリウム量にあまり差がないですね。

きっと、犬は塩分を控えすぎている場合が多く、
日本人は塩分を摂りすぎてる場合が多いんでしょうね。

ちなみに、食材にナトリウムがどれだけ含まれてるかと言うと・・・

市販の食パン1枚当たりのナトリウム量は300mg。
茹でたうどん1玉(250g)も同じく300mg。
(注:茹でる前はもっとたくさんの塩分が含まれてます)
パルメザンチーズ20gも300mg。
プロセスチーズ1枚(20g)は220mgです。

なるほど、よつばに食パン1枚与えたら、
1日の必要ナトリウム量をほぼ満たしちゃうわけね~


おっと、塩分の話題はこの辺にしておいて、
本の内容に戻りましょう


2手作り食本その3


須崎さんの主張は、
犬のトラブルの多くは排泄不良が原因である、というもの。
老廃物や毒素が体の中からきちんと出て行かないから、
いろんな症状となって出てくるのだということです。

解毒が必要な犬のサインは、
1. オシッコが濃い黄色で、においがきつい
2. 口臭や体臭がきつい
3. 目ヤニが出ている
4. 耳から悪臭がして、かゆそうにしている
5. 足の指の間をよくなめ、赤くはれ上がっている
6. 尻をかゆそうにしている
などなど。

最近よく目にする解毒やデトックスって、結局なんなのかしら?
本書を読んでも、いまいちピンとこないんですよねぇ。
検索サイトで調べようとしても、
サプリの広告みたいなのしかヒットしないし。
体内にたまった老廃物を体外に出す・・・
ってなんとなく体によさそうだけど、
具体的なプロセスを書いてるサイトが見つからない。

要するに、肝臓や腎臓がきっちり働く
体内環境を作りましょうってことなのかな?
きちんとした食事と適度な運動で
代謝をよくしようってことかしらね。


本書にはいろんな症状別に
摂取すべき栄養や食材が挙げられているんですけど、
その内容はかなり重複していました。
つまり、これらの食材を毎日まんべんなく摂取していれば、
いいということじゃないでしょうか。
以下に、本書に出てきた栄養素と
それを含む食品例を書き出してます。

ビタミンA: ニンジン、レバー、かぼちゃ、
       ほうれん草、トマト、小松菜
ビタミンB群: 牛レバー
ビタミンC: ブロッコリー
ビタミンU: キャベツ
EPA・DHA: サケ、イワシ
イヌリン・サポリン: ごぼう、豆類
タウリン: アサリ、シジミ
アントシアニン: 紫いも
グルタチオン: 本書には食品例が記載されていない
   (レバー、豚ヒレ肉、酵母エキス)
アスタキサンチン: サケ
クエン酸: 柑橘類
コンドロイチン: 山いも、納豆、鶏皮
   (本書には記載されていないが鶏・豚・牛軟骨、サメ軟骨)
グルコサミン: 小エビ
食物繊維: こんにゃく、ごぼう


たとえば、よつばも悩まされたことがある膀胱炎。
ちょうどこの本を購入したところだったので、
早速参考にしましたよ。
膀胱炎・尿路結石症の場合、
とにかく普段からたっぷり水分を摂取すること。
散歩でしかおしっこをしない犬は
水分量が不足している証拠なので、
室内でおしっこをしたがるくらい水分を摂らせる。
結石症を防ぐために尿のpHを酸性にするには、
ビタミンCを多く摂取するといい。

なるほど、なるほどと、
当時うちで山ほど実っていたゴーヤを
よつばに与えたのでした。

でもね、ちょっと疑問があったんです。
ビタミンCと言えば野菜や果物を思い浮かべますよね。
だけど、確か野菜類は体内をアルカリ性にして、
肉類が酸性にするんじゃなかったっけ・・・?

詳しいことは忘れちゃいましたが、
確かリンの含有量が多いと体内を酸性にするんだったかな。
頭の中が混乱してきたところで、
またしてもdog actuallyの記事で解決しました。
ただ・・・どの記事だったか思い出せない
確か、京子アルシャーさんの記事で、
記事本文じゃなくコメント欄のコメ返の内容だったんですけど。
そこには、「過剰なビタミンCは尿中に排泄されるため、
尿が酸性になる」と説明されていました。

おお、なるほど~!
水溶性ビタミンであるビタミンCは、
過剰摂取すれば尿と一緒に体外に排出されるんですもんね。
そして、ビタミンCと言えば実体はアスコルビン酸。
つまり、酸性の分子なんですね。

ということで、尿を酸性にしたければ、
できるだけビタミンC含有量の多い野菜や果物を
摂取することが重要となります。
野菜を摂取することで、
どれだけ体内がアルカリ性になるかわかりませんが、
ビタミンCがあまり含まれていない野菜だと逆効果になるのかも。
たとえば、同じグラム数当たりなら
カリフラワー、ゴーヤ、青ピーマン、ブロッコリーがピカイチ。
果物だとイチゴ、柿、キウイなどに多く含まれています。
でも、オクラやニンジン、レタスなどには
ビタミンCはほとんど含まれていません。


3手作り食本その3


また、本書でよく利用されている食材として、
以下のようなものが記載されています。

穀類: 玄米、白米、さつまいも、うどん、パスタ、自然発酵パン
タンパク質類: 卵、ヨーグルト、豆腐、牛肉、豚肉、鶏肉、
        サケ、イワシ、マグロ、タラ、カツオ
野菜類: ブロッコリー、ニンジン、かぼちゃ、
     ほうれん草、パプリカ、きのこ類
海草類: のり、昆布、ひじき、トロロコンブ
油脂類: オリーブオイル、ごま油、コーン油


その他、胃腸が弱っているときにいい食材として、

くず: 腸の粘膜を保護
キャベツ: 傷ついた胃腸の粘膜を保護

キャベツに含まれるキャベジンという成分は、
胃腸薬にもなってるくらいですもんね
ただ、犬にキャベツを与えて胃腸の粘膜を保護できるのか
ちょ~っと疑問かなと思うんですけど、どうなんでしょう???


わんこの手作り食の食材として
貝類を多用しているのは珍しいんじゃないでしょうか?
アサリやシジミはタウリンが豊富ということで
オススメ食材となっています。

わたしは、以前よつばに加熱したカキを
1つだけ与えたことがありますが、
特にお腹を壊したりはしませんでした。
アサリやシジミはわたし自身そう口にする機会がないから、
よつばに与えたことはありません。
機会があれば、食材として使ってみようかな。

イカ、タコ、カニ、エビなどの甲殻類(原文ママ)は
下痢の原因になる可能性があるけれど、
これらもタウリンなどの有効成分を含むので有益だそうです。
細かく刻んで煮込んだり、一手間かけて食べさせれば問題ないとのこと。
(注:イカ、タコは節足動物門・甲殻亜門ではなく軟体動物門・頭足綱です)

これらはよつばに与えたことはまだないなぁ~
乾燥小エビとかストックがあると便利かも。
そう思ってスーパーで探してみると、
小さなパックで結構なお値段するんですよね。
う~ん・・・タウリンは重要だから与えたいけど・・・シクシク


せっかく手作りごはんにするのだから、
いろいろ体によさそうなものを
食材として取り入れたいと思いますよね。
でも、薬効があるといわれるハーブを加えるのは、
須崎さんとしては基本的に勧めないそうです。

理由は本書には書いてありません。
わたし自身が思うには、
人には有益なハーブであっても、
代謝経路が異なる犬には
むしろ有害となる場合があるんじゃないか?
そういうことがきちんと調べられてないから
あまり多用するのはよくないんじゃないか?
そういう理由かなと思います。


ふぅ~っ!
今回も長い記事になっちゃいました
最後までお付き合いくださってありがとう~


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COMMENT

v-290 ありがと~!とても参考になります。

私もこの本は読みましたが、かーちゃんほど熟読しないので、あらためてフムフムと納得しました。
フランはよつばちゃんと同じくらいの体重だけれどフードボウルの大きさが倍くらいウチの方が大きい。
それ、いっぱい食べています・・・v-356

基本的にあげているものは同じみたい。
オジヤに私は生野菜や新鮮な生肉をつけることも多いです。海老やアサリも圧力鍋で煮込むので冷めてからつぶすとオジヤに溶け込む感じ。

何がいいかわからないけれど試行錯誤で作っています v-354

| ふらりん | 2010/03/21 16:07 | URL |

ハチと同じくらいって思ってたより少ない量なんですね
フードと違って膨らまない分、多くあげるのかと思ってました

うちの子犬たちの離乳食はだいたい頭の大きさと同じくらいって目安でした
なんだか多そうだけどペロッと食べちゃうもんですね~

| ネジバロ | 2010/03/21 16:45 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!

☆ふらりんさん

フランくんはなかなか体重が増えないんでしたよね。
う、うらやましい・・・(わたしが)
よつばは炭水化物が多いと太りやすい感じです。
だから、できるだけ質のいいタンパク質を増やして
カロリー調整するようにしています。
そのコによって体質が違うから、
様子を見ながら試行錯誤するしかないですよね。
うちも肉は生肉を加えることが多いです。
と言っても冷凍物ですが(汗)
骨ごとミンチを一番よく利用してるかな。
生野菜はゴハンのときじゃなくて、
人間用の料理を作ってるときに切れ端をお裾分けしてます(笑)
フランくんは海老やアサリももらってるんですね。
そのゴハン、わたしも食べたいです~(笑)


☆ネジバロさん

多分、利用する食材によって量は変わると思いますヨ。
カロリーがほとんどない野菜類が多めだと、
見た目の量は増えますもんね。
シェルティーって、体のわりに小顔でしょう?
頭がでかい犬種だと当然ハチは大きくなるし、
小顔だと小さくなりますよね。
あくまでも目安ってことなんでしょうね。
手作り食だと、ドライフードよりは見た目に多くなりますよ。
よつばのゴハンの場合、ふやかしたフードよりも量が多いかな。
離乳食も頭の大きさが目安なんですね。
パピーは体のわりに頭でっかちだから、
結構な量になりそうですよね。
でも、どんどん食べてぐんぐん成長するから、
それでちょうどいいのかも?
最近はカニンヘンやティーカップとか小さい体型が人気で、
大きく成長しないように食事量を減らしたりするんだとか?
体の大きさなんて遺伝でほとんど決まってるから、
成長期に満足な食事を与えないと栄養失調で虚弱なコになっちゃうのにね・・・

| よつばのかーちゃん | 2010/03/21 18:03 | URL | ≫ EDIT

あ、コレ読みました。(本村さんのも数冊読んだよ~)

ウチも今手作りなんだけど、どっちを目安にするか悩みどころでしね。
穀類もシジミも消化はできてるけど、その消化をするために
どのくらい体に負担がかかってるのかはわからないし。
だったら、本村さんの言うように生肉!とも思うけど
細菌での負担はもとより、あの冷たさは自然界では有り得ないわけで・・・。
でも、常温にする過程で、これまた益々細菌増殖?とも思うし・・・。
そんなわけで、結局 あんなタイプ や こんなタイプ のご飯を満遍なくあげてます。
まぁ、フードよりもワン達が喜ぶのだけが救い・・・かなぁ(笑)

| gengen2号 | 2010/03/22 10:27 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!

☆gengen2号さん

2号さんも手作り食の本を参考にされてるんですね~
著者によって主張が全然違うから戸惑いますよね(苦笑)
きっと、犬の栄養学って学問として固まってないから、
いろんな考えがあるんでしょうね。
結局は、そのコの体質によって試行錯誤するしかないから、
いろんな主張を参考にしながら
飼い主が選択していくしかないんでしょうね。
胃腸が普通に健康であれば、
多少の雑菌は大丈夫だと思うんですよ。
もともと死肉だって食べてたと思うしね。
もし異常があればゲロゲロ~っとすぐに吐いちゃうのも、
体が防御機構を備えてるからかな?なんてね。
普段からお腹が緩くなりがちなコには
あまり冒険した食材はよくなさそうだけど、
よつばの場合は結構丈夫なので
いろんなものを食べさせてますよ~(笑)

| よつばのかーちゃん | 2010/03/22 12:07 | URL | ≫ EDIT

うわ~、参考になりました。

うちは手作り食ではないんですが、結構いろんなものをあげています(あげちゃってます)
もちろん、イケナイものははずして、、、。

果物からそれこそ、タコまで、、(←量は極小ですが)
キャベツも胃腸薬代わりになってるみたいですよ。
でも、貝がお勧めというのは知りませんでした。
そういえばホタテの紐がオヤツで売ってますね。

同じタンパク源でも、チキン、牛、豚、鹿、ダッグ、ラム、魚と
多種類とる方がいいような気がしています。
固有のタンパクに偏らないことでアレルギーも発症しにくいとか。。。
定期的にフードの主原料を変更することを進めているメーカーもありますね。

それに幼犬の時消化できなかったタンパク質が
成犬になると大丈夫になる(日生の場合魚)ところをみると、
果物でも野菜でも食べなれるって重要なのかも、、って思います。

それにしても、よつばのかーちゃんさん、勉強してますね~。

あとね、尿を酸性にするには運動をさせて筋肉で乳酸を作らせるといいって話も聞きました~。
どんだけ走るのかはわからないですけど。


| 月見&日生ママ | 2010/03/25 13:12 | URL |

コメントありがとうございます!

☆月見&日生ママさん

うちも完全手作り食ではないんですよ。
朝食と軽めの夜食はフードオンリー、
夕食を手作り食にしているんです。
手作り食についての本や情報は、
フード+トッピング派の人にも有用ですよね。
ホタテの紐、ありますね~
POCHIではカキのおやつも見かけましたヨ。
本当に食べてお腹を壊すのなら、
こんなおやつは売られないハズですもんね。
タンパク質源はいろいろあった方がいいと思います。
いろんな種類・部位の肉や、いろんな魚、
卵、乳製品、そして植物性の大豆製品。
それぞれ含まれるアミノ酸のバランスが違いますもんね。
食べ慣れるってのは、あると思いますヨ。
初めて食べるものには消化器官もビックリすることってあると思います。
人間でも、体質的にはアルコールを飲めるはずなのに、
最初のころはあまり飲めなくて、
いつの間にか飲めるようになってたりしますよね。
今まで必要なかったアルコール分解酵素が
徐々に体内で作り出されるようになるからですよね。
犬の場合も同じで、いろんな食材を食べることで
体内が刺激されて消化できるようになるんだと思います。
尿を酸性にするのに、乳酸ですか!
なるほど~と納得ですけど、ホント、どれくらい走る必要があるんでしょうね!?(笑)

| よつばのかーちゃん | 2010/03/26 21:18 | URL | ≫ EDIT















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