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「愛犬のために作るほんとの手作り食!」

去年の夏に、わんこの手作り食について書かれた本を4冊購入しました。
読んだら感想を記事にしよう♪な~んて思ってたのに、
パラパラと拾い読みしたまま本棚で積読状態になってました
やっと、1冊マジメに目を通したので、
わたしが気になった部分を中心に紹介したいと思います。


1手作り食本その1


「愛犬のために作るほんとの手作り食!」白夜書房 2008年8月
ジェナー動物クリニック院長 丹羽メディカル研究所所長 長瀬雅之


著者は手作り食を指導し始めて5年の獣医師です。
本の帯にによると、800頭のカルテがもとになっているようです。

著者の主張を簡単に説明すると、

1)アトピーなどのアレルギーを引き起こすのは、酸化した脂質である

アレルギーと言えばタンパク質がよく問題になるけれど、
この著者は活性酸素と酸化脂質を問題にしているようです。
また、

2)一般的な手作り食では対応できない特定犬種が存在する

ワイヤー・フォックス・テリアはかなりの注意が必要だそうです。
ウェルシュ・コーギーとミニチュア・シュナウザーの中には、
手作り食で痩せてしまうわんこがいるそうです。


概要は以上です。
以下は、わたしの感想を含めた長文となりますので、
興味のある方のみご覧ください。


2手作り食本その1


アレルギーに悩むわんこのためには、
肉などに多く含まれるリノール酸(オメガ6系脂質)の
摂取をできるだけ抑え、αーリノレン酸(オメガ3系脂質)を
多く摂取することが大切です。
オメガ3系の脂質が多く含まれるものとして、
本書ではしそ油を勧めているようです。
そして、できるだけ酸化する前に使い切るよう、
注意を呼びかけています。

また、活性酸素から体を守るのに大事なものとして、
野菜をたくさん摂ることを勧めています。
「野菜に含まれるファイトケミカル(植物が持つ有益な栄養素の総称)は、
免疫系を活性化したり、細胞の酸化を防ぐ働きがある」というわけ。

わたし、あんまりイメージ先行の言葉は好きじゃなくて、
ファイトケミカルとかデトックスとか聞くと胡散臭く感じるんです。
でも、野菜には体にとって重要な働きをする物質が含まれているだろうな、
とは思っています。

よく、「栄養素や消化酵素は加熱すると壊れるから、
生で食べることが大切」なんて聞きますよね。
わたし、それはちょっと違うんじゃない?とずっと思ってました。
だって、特に酵素ってタンパク質でできてるんですよ?
口から入った食べ物は、あっという間に胃に送られます。
胃の中は胃酸によって強い酸性になっています。
ほとんどのタンパク質は、この酸によって壊れるはずだと思うんです。

そしたら、わたしが思っていたのと同じことがこの本に書かれていて、
気持ちがすっごくスッキリしました
あ、でも、この本では野菜を生で食べることを勧めています。
理由がはっきりとは書いてなくてもどかしいのですが、
タンパク質ではない低分子の栄養素については、
食材を生で食べた方がよりよく摂取できるからでしょうか?

要するに、生で食べたり加熱して食べたり、
いろいろバリエーションを持たせるのがいいのだと思います。

生肉については、著者ははっきりと否定しています。
「衛生的に厳密に管理された新鮮な生肉を入手するのは困難」
というのがその理由です。
新鮮でない(=細菌が増殖した)肉を食べることで
消化不良をおこすと忠告しています。

う~ん、でも、犬の祖先はもともと腐肉も食べてたんじゃないかなぁ?
犬は人間よりも胃酸が強くて、
だから少々の細菌くらいは胃で殺菌されて大丈夫なんだと
そう書いてあるものもありますよ。
少なくともわたしはそう思っているので、
よつばには生肉を与えることが多いです。
それが原因でお腹を壊したことは、今のところありません。


3手作り食本その1


犬にとって必要なカロリー数や栄養バランスって、
提唱する人によってかなりバラツキがありますよね。

この本では、1歳から10歳の成犬で体重5キロの場合、
1日に必要なカロリーは300kcalとしています。
(体重10キロだと480kcal)

そのカロリーのうち、炭水化物40-50%、
タンパク質30-40%、脂質10-30%
この配分で手作り食を作るよう勧めています。
一般のドッグフードより、
脂質の割合がかなり低く設定されているようです。
(アレルギーに悩んでいる場合はさらに脂質を少し減らして、
その分炭水化物を増やすよう書いてあります)

手作り食を与えるさいに注意しなければいけないのは、
1)タンパク質の質、種類、量
2)犬種の特性
だと著者は主張しています。

1)については、血液検査の結果とともに3つの実例が紹介されていました。
ある場合はタンパク質を多く摂りすぎ、
ある場合はタンパク質が少なすぎたりしていたのですが、
どの場合も、血液検査の結果だけを見ると
GPT(グルタミン酸ピルビン酸アミノトランスフェラーゼ)と
BUN(尿素窒素)の値が高い、つまり肝臓に障害が出てるんです。
適切なタンパク質の量と質を見極めるのが大切、ということのようです。

気になる2)犬種の特性についてですが、
手作り食が難しい犬種が存在すると著者は主張しています。

i )ワイヤー・フォックス・テリア(以下、WFT)
WFTは炭水化物の代謝が特殊な場合が多いそうです。
耐糖能(インシュリン分泌能)が著しく低いのだそうです。
つまり、炭水化物をたくさん摂取すると、
糖尿病のような症状(食べても痩せる、尿が多くなる)が
出てくるというわけです。

そうだとしたら、WFTの場合、
手作り食だけじゃなく市販フードだって
注意が必要かもしれないですね。

ii )ウェルシュ・コーギー(の一部)
本書の前半部分で、
「アミノ酸代謝がほかの犬種と異なるから」と説明されています。
でも、本書の半ばに実例で紹介してある部分には、
「植物由来のαーリノレン酸が合わなかったことが考えられる」
そう書いてあります。
肝臓の値が高くなった(=アミノ酸代謝に異常が出た)のは、
二次的な結果だと言うのです。
本書の前半に書いてある内容とは少し異なるようですね。

また、本書の内容だけでは、
本当に植物由来のαーリノレン酸が合わないのか、
正確なことはわからないなと感じました。
もしかしたら、使用していたしそ油に含まれる
別の物質が合わない可能性もあると思います。

iii )ミニチュア・シュナウザー(の一部)
コーギーと同じく、「アミノ酸代謝がほかの犬種と異なるから」。
けれど、本書では具体的な例は紹介されていません。
そのため、どう注意すべきかは不明です。


これらの犬種で全ての個体が
このような特性を持っているわけではないようです。
著者のクリニックにその犬種が何頭来院しており、
そのうち何頭がこのような特性を持っているのかは
明記されていません。
もしかしたら、この特性を持っているのは
同じ犬舎出身、あるいは親戚さんかもしれませんよね。
できれば、遺伝的バックグラウンドまで
突っ込んで調べてほしいなと感じました。


本書では、ほかにも手作り食が難しい疾患について触れています。
肝臓疾患、膵臓疾患、腎臓・泌尿器疾患の3つです。
特殊なアミノ酸を使う必要があったりして、
普通の食事では対応できないから、ということです。


4手作り食本その1


実際の血液検査のデータを記載し、
試行錯誤の過程を紹介している点は画期的だと思います。
また、手作り食が困難な事例を紹介していて
手放しに手作り食を勧めていない点に好感をもちました

ただ、残念なのは誤植が多すぎること!
読んでいてかな~り気になりました。
これでは、いくらいい内容であっても信頼性を落としてしまいます。

また、カラー写真でコリーと紹介されているのは、
おそらくシェルティーの間違い。
犬種による特性、とか書いてあっても、
本当にその犬種で合っているの?なんて疑いたくなってしまいます

文章もじっくり練って書かれたように見えず、
粗さが目につきました。
今までの手作り食本とは違った視点で書かれた特徴ある本なのだから、
もう少し丁寧に書かれていればもっといい本になったのになぁ・・・

気になる点はありますが、
手作り食についていろいろ考えたいと思っている人、
特にアレルギーに悩んでいる飼い主さんに
一読をオススメします。






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| よつばと暮らす毎日 | 20:04 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

う~~ん、やっぱり手作り食って、難しいよ、ワタシには(苦笑)
たぶんね、Joshな何を食べてもダイジョーブなタイプ。玉葱だって少しならヘーキ。人間だって、兄弟でもアレルギーの子がいたり、なんでも食べられる子だったり、色々だものねぇ
体調を観察しながらやっていくしかないよね。
それをしながら手作り食をやってる人達ってスゴイ!ってソンケーしちゃいます。

| Josh&Kai’sMum | 2010/02/17 23:12 | URL |

すごく参考になります。ハルも少しアレルギーがあるし、肝機能の数値が上がってしまったこともあるので、食事はすごく気になります。今思えばアレルギーの処方食を食べだしてから肝機能の数値が上がってしまった気もします。現在は肝臓サポートに野菜やささみをトッピングしていますが、近々検査して今後の食事やサプリメントのことを考えて行きたいと思います。

| はるさめ | 2010/02/18 00:28 | URL |

ありがとう!ありがとう!ありがとう!!
私は、ここまで読みきれませんでした。
ほんとうにわかりやすく説明してくれて
ありがとう!!

| らずむっち | 2010/02/18 08:14 | URL | ≫ EDIT

じっくり拝見しました~

今日は「の~んびり日」にしています
←365カレンダー「アルファ」なんです。ブログ公開方法不明で、
皆さんのとこ”で拝見させていただいております。
アルファも「検査」で反応いろいろ出ました。
特に穀類がほぼ×チキンetcそして、検討して今の「フード」に切り替えました。
私もマメでは無いので、手作り食でなく(当初挑戦していましたが)
野菜などのトッピングをたまにしています。
15kgとかなりデカシェルなので「おやつ」も基本的には×ですが、
おやつ時に「野菜」を与える場合はあります。市販のおやつ類は全く与えていません
「食事」は生きる糧であり、楽しみなので・・・工夫してと思いつつ怠けていること反省しています。
↑参考になりました。ありがとうございます。
一読してみようかなぁ~

| アルファママ | 2010/02/18 14:00 | URL |

難しいことはわかりませんが、生肉に関してはそんなに神経質にならなくても・・・と思いますがね~
あげてあわなかったらもうあげなければいいのだしね
だけどやっぱりわたしは簡単、手軽なフード派だな(;^ω^)

| ネジバロ | 2010/02/18 18:07 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!

☆Josh&Kai'sMumさん

うちは今はフードと手作り食が半々なので、
今でも完全手作り食をしてる人ってすごい!と思いますヨ。
こういうのって、考え出したらキリがないんですよね。
市販フードだって、悩み出すと止まりませんよ~(苦笑)
実際に手作りするときは、アレルギーや内臓疾患がなければ
そんなに考え込む必要はないと思うんです。
この本にも少しレシピが紹介されてますが、
「え?こんな食材だけでいいの?」って思うくらい
簡単な食事でしたヨ(笑)
わたしも、最初のころは勝手が分からなかったから
食品成分分析サイトで確認しながら作ってたけど、
今は「こんなもんかな」と適当に作ってます。
週に1回以上体重チェックして、あとは排泄の様子とか
毛づやをチェックするくらいですかね~
でも、これって市販フードを与えてても一緒だしね~


☆はるさめさん

ハルくんはアレルギーがあるんですか。
この記事は、あくまでわたしが気になったポイントのみについて
書いただけですからね、
興味があれば本を読んでみてくださいね。
ただ、この本だけを参考にするんじゃなく、
ほかの人が書いた本もたくさんありますから、
いろんな情報を調べて、自分で納得できるものを採用してくださいね。
わたしの手元にあるあと3冊の本も、
近いうちに紹介する予定です。
よかったら参考にしてくださいね。


☆らずむっちさん

なんだか、すっごく長文記事になっちゃいました(苦笑)
あまり詳しく書いちゃったら、
本の販売を邪魔しちゃうのかなぁとか思ったり・・・
この本、読みづらくなかったですか?
誤植や言いたいことがよく分からない文章が多くて、
「わたしが編集者だったら、著者にもっと注文つけるのに!」」って
生意気なことを思っちゃいました(笑)


☆アルファママさん

アルファくん、お誕生日おめでとう!
エキサイトブログには365カレンダーを貼り付けられないのかなぁ?
わたしは、前はYahooブログを使っていて、
こういうブログパーツが全然使えなかったんです。
今はいろいろ使えるので楽しいですヨ!
アルファくんはいろんな食材にアレルギーがあるんですね。
利用できる食材が少ないと、手作り食にしても市販フードにしても
対応がとっても難しいですよね。
この本がアルファくんとアルファママさんの助けになるといいですね。

| よつばのかーちゃん | 2010/02/18 18:20 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!

☆ネジバロさん

生肉については、賛否両極端ですねぇ。
次に紹介予定の本は、生肉(生食)派なんですよ。
そうそう、自分ちのわんこに合うスタイルでいいと思います。
たとえば「馬肉は脂肪が少ないからヘルシー」とよく言われるけど、
馬肉でお腹を壊すわんこも多いようですよね。
わんこの体調の変化をチェックしながら、
一番いい食事スタイルを作っていけばいいんじゃないかな。
たくさんある市販フードの中から、
合うフードを選ぶのも同じですよね!

| よつばのかーちゃん | 2010/02/18 18:26 | URL | ≫ EDIT

こんにちは。
大事なv-286に与える食事なので、難しいですネ~。
以前はフードとごった煮半々に与えていましたが、今は缶づめとドライを半々です。
ショコラの場合量が少なくて高カロリーのフードが欲しいのですが、コレステロールや中性脂肪の高いショコラに何がいいか?悩んでいます。
体調のいい時は、茹でた肉類や野菜を汁ごとペースト状にして混ぜてやろうかとも考えています。
よつばのかあちゃんさんは勉強熱心で、わかりやすく解説してくれるので、助かります。
よつばちゃんはとても毛艶がいいので、きっと食べ物がちゃんと体に合ってるのね~。

| きよ母 | 2010/02/19 09:12 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!

☆きよ母さん

こういう知識って人間の健康にも通じるので、
知っていて損はないと思うんですヨ。
しそ油やフィッシュオイルは、わんこだけじゃなく人の体にもいいんですもんね。
ショコラくんの場合は、少量で高カロリー、でも脂質の質が重要なんですね。
うーん、市販のフードで探すのは難しいのかもしれないですねぇ。
手作りなら、豆腐や鶏ささみ、豚や牛ならもも肉の赤身など
低脂肪・高タンパク質の食材を利用して、
オリーブオイルやごま油、フィッシュオイルなどの
脂質を加えるのがいいのかな?
卵とレバーは栄養豊富な食材だけど、
コレステロールが多いので少し控えた方がいいかもしれませんね。

犬も人もですが、栄養学は難しいです~
高血糖で高コレステロールとかになってくると、
あれもダメ、これもダメになっちゃいます。
この上高血圧も入ってくると大変なことに・・・
ほんと、味なし野菜スープでも食べるしかなくなりますよぉ(苦笑)

| よつばのかーちゃん | 2010/02/19 22:59 | URL | ≫ EDIT















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